野鍛冶

今はなつかしい文部省唱歌の「村の鍛冶屋」として、親しまれた鍛冶屋職はどこの地区にも存在していました。現在は、広い面積を誇る、いわき市においてさえ遠野町に二軒のこるだけです。 村の鍛冶屋の仕事は鍬を主とする農作業に必要な農機具、山仕事の斧などの諸々の刃物、時には漁師が用いる金舌まで制作しました。もちろん家庭内の包丁などの雑用刃物など、なんでも「トン・テンカ」の音高く、 鉄を叩いて制作しました。

竹細工

日本に古来より自然に生える真竹・破竹などの竹は、その美しさはともかくも日本人の身の回りの日用雑器が作られ愛用されてきました。竹はどこにも豊富にあるのではなく寒い地方では良質の竹は希少です。そうした面では、遠野地方は良質竹の北限であるのは意外と知られていません。こうした地元産の豊富な竹を用いて作る技は石森功夫さんならではの味です。カゴ、ザルなど、種類も多くあります。

藁細工

50年前までは、すべて自分で食べる物も使用するものも自力で作るしかありませんでした。 そのため食べる米を作り、残った稲藁を大切にして原料として数多い生活の用品を作りあげました。履物は編んだ草履や草鞋であり、敷物は畳、むしろ、物を束ねる縄、網と、畳はともかくその他は毎日のように作りあげていきました。時がたち物が豊富になるとそうした技も忘れられ作る人も少なくなりました。しかし草履、草鞋、荷繩等の作品には、ナイロン、ビニールにない温かさが残っています。

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お問い合わせは:遠野町地域づくり振興協議会(いわき市遠野支所内)
福島県いわき市遠野町根岸字白幡40の1 TEL0246-89-2111 FAX0246-89-2823